現代文の評論文で点が伸びません。

評論文が出来ないということは、筆者が伝えようとしている事が理解できていないのだと思います。
筆者がどういう結論に持っていこうとしているかを意識すれば、おおむね間違えることはなくなります。それを知るためには、文章の最後に着目する、ざっと最後まで読んで細かい読解は後にする、などの方法があるので自分にあったものを探してみて下さい。(私の推測ですが、最初から順に読解しようとして詰まってしまっているんだと思います)

入試までに現代文の参考書(評論分のウェイトの大きいもの)にレベル別に何冊か取り組むと良いと思います。

次に、簡単に評論文のポイントを書いてみます。

<問題文を読むのに時間がかかる>

評論文は難しくて前に書いてあることを忘れてしまうという人は、決定的に語彙力が不足しています。
評論文特有の言葉(観念・自我・普遍・形而上などの抽象語や、イデオロギー・アイデンティティ・レトリックなどの半ば日本語化した外来語)を普段からチェックしましょう。これらのキーワードがわからなければ論点(=筆者の言いたいこと)が理解できません。国語辞典や『現代文キーワード集』などを手元において、語彙を増やしていきましょう。空いた時間にパラパラめくっているだけでも効果があります。

もう一つは日常的に評論文を読みなれていないことが原因です。読む訓練をすることです。まず一番は新聞を読むことです。新聞には毎日のように、社会・歴史・人間・教育・芸術・科学などについて、文化人や学者の署名入りの評論・論説がたくさん掲載されています。最初は興味ある分野でよいですから、毎日読みましょう。さらに興味のある分野の「新書」を読むことも大いにプラスになります。

<課題文は読めるが、解答するのに時間がかかる>
こういう人に不足しているのは論理的読解力です。
そのトレーニングはズバリ「評論文問題」を解く訓練です。問題練習でのポイントは、抽象的に言っている部分はいったん飛ばして読んで、「つまり」「例えば」などの接続詞に注意して、前後から理解していくこと。筆者の「言いたい事」(筆者の主張)部分に傍線を引きましょう。
「言いたい事」がわからないときには、繰り返し出てくる言葉や、文章の最初と最後の部文に注目しよう。評論の設問は筆者の主張に関して出題されますから、あらかじめ論理構造にチェックを入れておけば、「解答の根拠」になる箇所をすばやく見つけることができます。

さらに、答え合わせのときに解答解説から「正解の根拠」を学び取ることです。解説をざっと読むだけでは不充分です。
「正解」というからには、必ず明確な理由があります。そしてその理由の「根拠は必ず問題文中」にあります。これを見つけ出すことが、解法のポイントになります。頑張っていきましょう!

(工学部 N.Y)